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セーラー万年筆のつけペンhocoro と ゆらめくインク「寒暁」を使ってみました。

セーラー万年筆から面白い「つけペン」が発売されたので、Amazonの先行購入で予約してみました。
(正式な取り扱いは11/20からだそうです。)
詳しい解説ページは下記になります。

私のは、1本の白軸に2種類のペン先がついている「ダブル」というセットです。

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箱をあけると、△型に折った紙ケース内に軸やペン先がはめこんであります。
(この収納がなかなか合理的なので、現在も使用中。)

軸へペン先を固定するには、ただ穴に入れただけではダメで、カチッという手応えがあるまで爪先など使って押し込みます。
そうしないと、うっかりインクボトルの中にペン先を落とす悲劇になるでしょう…

書き心地ですが、どちらのペン先を使ってもけっこう弾力があります。
開く とか 柔らかい というのとは違って、力をかけると上下にふわふわする!

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1.0mm幅は、縦に太く横に細く書ける、万年筆で言えばスタブやミュージックと同じタイプのペン先です。
インクの色を試すにはこちらのほうが視認性良く、楽しく書けると思います。

気をつけるべきは、hocoroは万年筆で言うペン芯や、ガラスペンの先のようなたくさんの溝といった工夫がないので、インクを備蓄できる量がとても少ないことです。
小さなハート穴の中にインクが詰まっている(インクの表面張力で塞がっている)うちは書けるので、この部分を観察してるといいのかも。
1.0mmは、わあ楽しい!と数文字書いているうちにどんどん薄くなってインクが切れてしまうのにはびっくりです…

細字のほうは「万年筆ペン先のつけペン」という名のとおり、ペンポイントがついているので書き心地は良好。
先述したとおり、ふわっとした弾力もあるのでいまどきのガチニブ万年筆よりも クラシックな万年筆ぽさが…。
こちらも仕組みは1.0のほうと同じく、「ハート穴がカラになったら書けなくなる」という感じではありますが細字なので(1.0mmに較べれば。ガラスペン並みは全然無理なんだけど)だいぶ長めに書けます。

というわけで、なにか文章を書くという目的で実用的なのは細字ペン先、インクの色見本作成などのピンポイント的な使い方なら1.0が面白い。

ただ、ペン先をスムーズに外すには力のかけ具合にコツが要り、インクの洗い残しがあったりすると指先が染まってきます…
ペン先ひとつに軸1本をつけっぱなし という買い方が良かったな!と思いました。
(いずれ、黒軸+細字ペン先で、もう1軸を確保しようかしら。)

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使ってみたインクですが、同じく新製品の「ゆらめくインク」シリーズから「寒暁」を選びました。
実に2年以上ぶりに丸善の本店へ行く機会があり、久しぶりの記念品として買っちゃった。
各色の見本および解説は下記のセーラーのページをご参照下さい。

複数の色が見え隠れするインクは「遊色インク」というそうですが、本格的(?)なのを購入したのはこれが初めてです。

この寒暁インク、書いたばかりは暗めで少し赤っぽい灰色に見えます。
かつてモンブランのラインナップにあった「オイスターグレー」という色を思い出しました…

時間が経つにつれてボーッと紫色になってきます。
上のサイトにも掲載され、外箱やラベルに印刷してある色見本が、一定の時間を経過した完成形態と言えます。

ティッシュに乗せてみると、グリーンに囲まれたパープルになり(ちょっと怖いけど)、うおぉ…これが遊色か!と興奮した次第です。
太い線のなかでインクが溜まる場所じゃないと見えない、緑の光。
寒暁とはうまい命名です!

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意外とhocoroの細字程度でも視認性よく使える色だと思いましたが、せっかくなので私は(ミュージックと迷ったけど)、プラチナ センチュリーのコースに入れてみました。

太線な割に文字が書きやすい形状のペンポイントゆえ日記用にとても重宝。
さまざまな色をとっかえひっかえして楽しんでいるペン先なんです。
セーラーはまだ中字より上は持ってないんだよなー

もうちょっとインク保持能力があって欲しい気はしましたが。
そのぶん万年筆の素晴らしさ(自動でインクが供給されるって素晴らしい)も理解できたりしてね。

というわけで新製品目白押しのセーラー製品。
いずれ下記企画のカスタマイズにも挑戦してみたくてページをじっと眺めています…。

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